肩甲骨のこりは可動域が小さくなっているから
出典:http://www.tv-tokyo.co.jp/sokontokoro/
今回は、テレビ東京の人気番組「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」にて放送された「今年の疲れを吹き飛ばす カンタン肩甲骨体操」を紹介します。肩甲骨体操で可動域を広げると疲れが取れるという内容です。
「肩甲骨ユルユル体操」、「前島式肩甲骨ダイエット」などの著者として有名となっている整体師の前島氏が指導します。
肩こりを改善していくためには、肩甲骨周りのエクササイズが最重要であり、肩甲骨を稼働させる事が疲労回復にも効果的であり、肩こり改善に有効となります。
目次
こりを改善していくには肩甲骨を動かす
動画の冒頭でもハッキリと答えている回答が以下となります。
つらい肩こりの改善させるために、湿布を貼ったり、マッサージしたりする対策だけでは、いつまでも改善できない可能性があります。生活習慣改善の1つのポイントとして肩甲骨を稼働させるエクササイズを取り入れるようにします。
肩甲骨は肩や腰など様々な部位の筋肉がつながっている
肩甲骨は、骨の中でも様々な部位の筋肉がつながっている部分であり、この部分の可動域を広げる事が上半身全体の筋肉をほぐし、血流量アップと疲労回復効果を期待することが可能となります。肩甲骨は以下のような筋肉がつながっています。
- 僧帽筋
- 三角筋
- 広背筋
- 前鋸筋
肩甲骨を十分に動かさない時間が長くなると、これらの筋肉がうまく稼働しない状態となります。肩甲骨がしっかりと動くことができない状態は、自然に身体の各部の疲労が溜まってしまう結果となります。
小さくなった可動域を広げるために
肩周辺や腰などに疲れが溜まってしまう原因は
となります。そのため、これを改善するためには肩甲骨の可動域を大きくし「疲れが溜まらない」ように体質改善を試みます。
肩甲骨の可動域をチェックする方法
肩甲骨がどれくらい稼働できているのか自分でチェックする方法が以下となります。
- 前方に両手を突き出し、手のひらを返して指を組みます
- ひじを閉めた状態で頭部より後ろの方まで両手を移動します
伸ばした両手が、顔や耳よりも後ろまで移動できると十分に肩甲骨が稼働できている状態となります。肩甲骨の可動域が小さい場合には、両手が頭部よりも後ろまで移動させることが非常に困難となります。
肩甲骨を大きく動かせるようになるためには
肩甲骨の可動域チェックの結果を確認した後、現状よりも可動域を増やしていく為に簡単な体操をします。体操をすることによって誰でも可動域を広げる事が可能となります。
僧帽筋や三角筋などの筋肉が緩くなる事によって血流量がアップします。その結果、肩こりを改善させることが可能になります。
肩甲骨の動きを改善する体操
可動域を広げるための体操として以下の3つが有効であると説明しています。
- 肩甲骨をハの字にする
- 肩甲骨を開く
- 肩甲骨を浮かせる
このエクササイズをする事によって肩甲骨周辺の筋肉を緩めていきます。
肩甲骨をハの字にする
このエクササイズは、先の可動域のチェックをした時の両手を組んで頭上へ移動させた状態で上半身をクネクネさせます。
両手を頭上で回すエクササイズをすると、自然と腰も回ってしまいますが、肩甲骨の可動域を広げる運動効果を高めるためにも、腰から下を固定して上半身の運動効率を高めるようにします。
肩甲骨を開く(ワシ体操)
前方で両腕を交差させますが、ひじを合わせるのではなく、片方の肘の外側から腕を回します。そのため、両肘を合わせるよりも肩甲骨が更に広がる状態になります。
肥満で悩んでる方は、ひじよりも外側から腕を回して組む事が困難となるはずです。その場合には、両肘を合わせる楽な体制で上半身を反っていきます。
肩甲骨を浮かせる(エビぞり体操)
しゃがんだポーズをとり、かかとが左右のお尻にのる状態にします。そして、両手を後方の床につきます。手の先は真後ろを向くような方向にします。そして胸を張った状態をキープします。その後、膝をを床につけます。
膝をついてエビぞりのポーズにするときには全身に痛みを感じることがありますが。ゆっくりとエクササイズすることで、身体が伸びていく状態を確認できるはずです。
エクササイズの効果を確かめてみる
3つの運動をやった後には、肩甲骨の可動域が広がった状態であるかを確認するために、最初にやった肩甲骨の可動域チェックをしてみます。
肩甲骨体操がきついと感じたなら、肩甲骨の可動域が以前よりも広がる可能性は高くなります。
肩甲骨体操をやってみた感想
私の場合は首の付け根が痛むよりも、肩甲骨の方がかなりひどい違和感を感じます。肩甲骨の内側のくぼみの奥に疲労物質が溜まっているような感覚となっており、ツボ押し肩こり解消グッズなどで刺激を与えると非常に気持ちよいのです。
そのため、肩甲骨周辺に疲労物質が溜まっていることは間違い無い状態であり、今回の肩甲骨の可動域を広げるエクササイズをやってみると、かなり緊張がほぐれたような感覚があります。
肩甲骨の下の部分に軽い痛みを感じる
肩甲骨の肩こりは、中央寄りのくぼみ部分だけでなく、肩甲骨の中心部分の多少のくぼみを押すことでも痛みがあるのです。これは天宗という肩こりのツボであり、私の天宗のツボを押すと激烈に痛いのです。
体にあるツボは、押していると次第に痛みが和らいできてその対象とされる部分の血行が促進されていくはずなのに、私の場合はツボを押してもいつまでも痛いままなのです。
寝具を改善させることで肩こりを緩和させる
あまりに重度の肩こりの場合は、ツボ指圧だけでなく他の方法を併用した方が良いと思います。最近はトルマリンを薄く広げて枕の中に入れるという方法を試しています。
枕だと首の部分が接触しますので、薄くマットのような状態にして肩甲骨部分が触れるようにセットするのです。これでトルマリンの遠赤外線の効果が肩甲骨の患部に直接影響してくるのではないかと思うのです。